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文化大革命

文化大革命

著:矢吹晋

天安門広場に毛語録の波が揺れる。「造反有理」から「批林批孔」「四人組」まで、当時の中国はまさに混乱のるつぼであった。社会主義における変革とは何か。毛沢東のかかげた夢と、現実を膨大な資料の中から検証しつつ現代中国の起点といえる文化大革命の真相を、具体的かつ、実証的に抉り出した待望の書。(講談社現代新書)
文化大革命

文化大革命

著:Min Mao

本书是《复兴记》第七篇“文化大革命”的单行本。《复兴记》这部著作记录中国在近代的复兴史,共有八篇。本篇内容包括:文化大革命的发动(批判历史剧《海瑞罢官》,请“尊神”,罗瑞卿被批判,扬尚昆被批判,彭真被批判,陆定一被批判,五一六通知),批判刘邓路线(工作组,八届十一中全会,中央工作会议,贺龙的遭遇,周恩来保护民主人士,周恩来保护老干部),红卫兵(红卫兵的兴起,批斗刘少奇,批斗邓小平,张霖之部长的惨死,彭德怀被打断肋骨,“揪叛徒”,军队的文化大革命),省市夺权(安亭事件,文汇报被夺权,夺上海市委的权,各省市夺权,全国武斗,武汉事件,上海的武斗),一些抗争(陶铸的抗争,京西宾馆风波,大闹怀仁堂),一些极端左派受打击(五·一六兵团受清查,王力、关锋、戚本禹被打倒,红卫兵退出历史舞台),刘、邓、陶的情况(刘少奇病重,刘少奇被定为叛徒、内奸、工贼,珍宝岛边境冲突、领导人被疏散离开北京,刘少奇辞世,邓小平的情况,陶铸辞世,彭德怀辞世,贺龙辞世),林彪集团的形成(杨、余、傅事件,军委办事组与中央文革小组的矛盾,中共九大,政治局内的矛盾),1970年的庐山会议(会前关于修改宪法的争论,又一次庐山会议,批陈整风),林彪出逃(林立果的活动,毛泽东南巡,林立果打算杀害毛泽东,林彪出逃,林彪出逃后的毛泽东,毛泽东在文革初期给江青的一封信),解放老干部(为二月逆流平反,邓小平复出,大批解放老干部,江青闹事),谁来接班(王洪文任党的副主席,邓小平主持国务院工作,毛泽东批“四人帮”,周恩来辞世,天安门事件,毛泽东辞世),建设成果(1976年的经济数据,中国石油大发现,核弹、导弹、人造卫星,功勋科学家钱学森,功勋科学家邓稼先,葛洲坝水电站,袁隆平与杂交水稻,人工合成胰岛素,青篙素,陈景润与哥德巴赫猜想,尼克松访华)。
現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史

現代中国の秘密結社 マフィア、政党、カルトの興亡史

著:安田峰俊

天安門事件、新型コロナ流行、香港デモ、薄熙来事件、アリババ台頭、孔子学院――。激動する国家にうごめく「秘密結社」を知らないで、どうやって現代中国がわかるのか? 清朝に起源を持ちいまなお各国に存在するチャイニーズ・フリーメーソン「洪門」、中国共産党の対外工作を担う「中国致公党」、カルト認定され最大の反共組織と化す「法輪功」など。大宅壮一ノンフィクション賞作家が、結社の行う「中国の壊し方」と「天下の取り方」に迫り、かれらの奇怪な興亡史を鮮やかに描き出す。
中国ナショナリズム 民族と愛国の近現代史

中国ナショナリズム 民族と愛国の近現代史

著:小野寺史郎

二一世紀に入り、尖閣諸島や南沙諸島の領有問題などで中国の愛国的な行動が目につく。なぜ、いま中国人はナショナリズムを昂揚させるのか。共産党の愛国主義教育や中華思想による強国意識からなのか。西洋列強や日本に蚕食されてきた一九世紀半ばから、日本の侵攻、さらに戦後中国が強大化するなか中華民族にとってナショナリズムとは何であったのか。本書は、清末から現代までの一二〇年の歴史のなかで読み解く。
中国人も知らない歴史のタブー ジェノサイドの中国史

中国人も知らない歴史のタブー ジェノサイドの中国史

著:黄文雄

中国はなぜ虐殺がやめられないのか。
ウイグルへのジェノサイドはなぜ続くのか。
4000年の虐殺史から中国の本質を解説!


人口を半減させた漢の武帝から、死者5000万人も出した太平天国の乱、
8000万人の人民を死に追いやり現在も少数民族への民族浄化を続ける中国共産党まで、
4000年の虐殺史から中国を眺めると、この国の本質が見えてくる!
数千年前から続く資源争奪をめぐる大殺戮、儒教からくる異民族虐殺の正当化、
中華思想と合体した共産主義の狂気、文革時代にもあった「食人宴席」の実態など、中国の虐殺原理を解説する。
日本人はこの真実に目をそむけてはいけない!

(目次)
はじめに──虐殺こそ中国の特性である理由

第1章 虐殺から見た中国史
◎異民族虐殺を正当化する儒教
◎他人の不幸を願う中国人の特性
◎中華思想、虐殺など「中国らしさ」の祖・武帝
◎「洗城」で血の川ができた黄巣の乱
◎無差別殺戮で蜀の人跡を絶やした張献忠
◎本当の南京虐殺だった「侯景の乱」
◎5000万人が死んだ史上最大の虐殺・太平天国の乱 ほか

第2章 赤い中国共産党の黒い人民大殺戮
◎共産党は「一村一焼一殺」で10万人を大虐殺
◎中国人同士の内戦も粛清も大規模かつ残虐に
◎整風運動という名の党内虐殺
◎地主を殺しまくり農民を味方につけた中国共産党
◎数千万人が餓死した大躍進
◎文化大革命という人類史上かつてない狂気
◎文革中に行われた「食人宴席」
◎中国共産党はどれだけの人を殺したか ほか

第3章 戦慄の少数民族虐殺史
1 ウイグル
◎中華の地に君臨したトルコ系、滅んだ漢人
◎清時代から頻発、漢族によるイスラム教徒の弾圧
◎核実験で19万人が急性死亡
◎中国が狙うウイグル人の断種
◎おぞましい「臓器狩り」の実態 ほか
2 チベット
◎清の時代からチベットで渦巻く漢人への恨み
◎国共内戦後に訪れた地獄
◎農奴解放どころか農奴化政策だった中国の支配
◎パンチェン・ラマ10世の暗殺と11世の失踪
◎チベットに捨てられる核廃棄物
3 モンゴル
◎孫文の転向が少数民族の悲劇を招いた
◎内モンゴルと外モンゴルが分裂した理由
◎文化大革命時のモンゴル人虐殺
◎現在も続く文化的抹殺

第4章 ジェノサイドが避けられない中国の宿命
◎中国が他国を侵略せざるをえない理由
◎儒教思想による中華思想と虐殺
◎近代国家とは常識が違う中国
◎漢民族の人口減少対策としての異民族の断種政策
◎愚民国家だから暴力が必要となる ほか

おわりに──中国の「大一統」は人類の悪夢である
拷問・処刑・虐殺全書

拷問・処刑・虐殺全書

著:柳内伸作

日本の若者は拷問と聞くと、現代にはなじまない出来事のように思っている人々のほうが多いであろう。だが、残酷な拷問・処刑は遠い昔の物語ではない。我々は祖先が蓄積した拷問や処刑などの文化を決して捨て去ってはいなかったのである。特高、ゲシュタポ、ソ連の秘密警察、クメール・ルージュ、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アルジェリア内戦、アフガニスタン紛争、そして電気椅子開発の歴史……二〇世紀以降に実際行われた残酷刑の手口を詳説。

1章 いたぶられる人体
鞭打ち・棒打ち・三角拷問・締めつけ・吊り責め・水責め・電気責め・薬責め
2章 引き裂かれる肉と骨
爪責め・歯抜き・突き刺し・切断・股裂き・斬首・鋸引き・皮?ぎ・動物刑・目潰し・磔
3章 悲鳴とともに葬られる命
銃殺刑・爆殺・絞殺・絞首・石打ち・生き埋め・火刑・釜ゆで・毒ガス刑
4章 精神を攪乱させる
騒音責め・照射責め・熱射地獄・冷凍地獄・鮨詰め・不眠責め・飢餓刑・下痢責め・模擬死刑・肉親の虐殺
5章 尊厳を崩壊させる
排泄制限・汚物漬け・シューシポス刑
6章 実験台としての人体
電気椅子実験・薬殺実験・脳操作・生体解剖
7章 市民が私刑に狂うとき
鞭打ちショー・集団私刑
8章 性的凌辱の極致
吊るし・性器への異物挿入・電気責め・レイプ・妊婦裂き・磔
9章 独裁者の恐怖支配
報復殺戮・異文化迫害・幼年者虐殺・大量処刑

●柳内伸作(やない・しんさく)
ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
神なるオオカミ 上

神なるオオカミ 上

著:姜戎, 唐亜明 & 関野喜久子

文化大革命時代、北京の知識青年・陳陣(チェンジェン)は内モンゴルのオロン草原に下放され、現地の古老・ビリグのもとで羊飼いをはじめた。天の教えを守り、草原とともに生きる遊牧民の暮らしに魅せられていく陳陣。やがて、かれの興味は、遊牧民の最大の敵でありながら、かれらの崇拝の対象であるオオカミへと向かう。オオカミにのめりこんでゆく陳陣は、自らの手でオオカミの子を捕らえ、飼うことを夢見るのだが……。
神なるオオカミ 下

神なるオオカミ 下

著:姜戎, 唐亜明 & 関野喜久子

オオカミの子・小狼(シャオラン)を飼いはじめた陳陣(チェンジェン)だったが、オオカミの気高さと闘争本能を失わない小狼に手を焼く毎日。それでも、オオカミについての新たな発見の連続に陳陣は喜び、この「小さな獣」とのあいだに、心の交流が芽生えはじめるのを感じるのだった。一方、草原には、近代化と農耕文化の波が押しよせ、伝統的な遊牧民の暮らしは崩れだし、その精神も、次第に輝きを失いはじめる……。
兄弟

兄弟

著:余華 & 泉京鹿

中国では2005年に上巻、2006年に下巻が刊行され、たちまちのうちに話題沸騰、世界的ベストセラーとなった。日本では2008年に単行本、2010年に文庫本が、それぞれ「文革篇」「開放経済篇」として文藝春秋より刊行され、その後長く入手困難となっていた。「現代中国を知るための必読書」としてファンのあいだで伝説になっていた本書が、このたび、上下巻を一冊にまとめて復刊!

父親を亡くした李光頭(リー・グアントウ)と母親を亡くした宋鋼(ソン・ガン)が、片親同士の再婚によって義理の兄弟となったあと、それぞれの人生をどう歩んだかを描く物語。文革篇は兄弟の少年時代。地主出身という理由で父親は身柄を拘束され、母親は病気で入院し、わずか8~9歳だった兄弟は、飢えに苦しみながらも助け合って生き延びる。開放経済篇は、ふたりの兄弟の青年期。李光頭は、党の福祉工場をスタートに、したたかにたくましく廃品回収業で大儲けして起業家となる。一方、一途で実直な宋鋼は、兄弟ふたりの憧れの女性だった林紅(リン・ホン)の心を射止め、幸福な結婚をしたかに見えたが、時流に乗ることができず、悲惨な末路をたどる。

階級闘争の嵐が吹き荒れた文革時代と、拝金主義が横行する現代を、ともに狂乱の時代として描ききった怪作。プリミティブな欲望、恋愛模様、親子の情愛、血の繋がらない兄弟の強い絆、悲惨な民衆による暴力、ふんだんなユーモア、下品で猥雑な笑い、すべてがてんこ盛り。ジェットコースターのような疾走感で物語の愉しみを存分に味わえる1000ページに迫る大著。
文化大革命的前前后后

文化大革命的前前后后

著:Min Mao

本书是《复兴记》这部著作的一本专题节选本。《复兴记》这部著作记录中国在近代的复兴史。本节选本记叙文化大革命的前前后后,包括
(一)文化大革命之前的毛刘矛盾,讲述毛、刘分歧之一(调整政策,刘少奇在七千人大会上的报告,在七千人大会上林彪的发言,毛泽东等人在七千人大会上的自我批评,刘少奇进一步调整经济,关于包产到户的争论)、毛、刘分歧之二(四清运动的开展,毛、刘冲突);
(二)文化大革命的过程,讲述文化大革命的发动(批判历史剧《海瑞罢官》,请“尊神”,罗瑞卿被批判,扬尚昆被批判,彭真被批判,陆定一被批判,五一六通知)、批判刘邓路线(工作组,八届十一中全会,中央工作会议,贺龙的遭遇,周恩来保护民主人士,周恩来保护老干部)、红卫兵(红卫兵的兴起,批斗刘少奇,批斗邓小平,张霖之部长的惨死,彭德怀被打断肋骨,“揪叛徒”,军队的文化大革命)、省市夺权(安亭事件,文汇报被夺权,夺上海市委的权,各省市夺权,全国武斗,武汉事件,上海的武斗)、一些抗争(陶铸的抗争,京西宾馆风波,大闹怀仁堂)、一些极端左派受打击(五·一六兵团受清查,王力、关锋、戚本禹被打倒,红卫兵退出历史舞台)、刘、邓、陶的情况(刘少奇病重,刘少奇被定为叛徒、内奸、工贼,珍宝岛边境冲突、领导人被疏散离开北京,刘少奇辞世,邓小平的情况,陶铸辞世,彭德怀辞世,贺龙辞世)、林彪集团的形成(杨、余、傅事件,军委办事组与中央文革小组的矛盾,中共九大,政治局内的矛盾)、1970年的庐山会议(会前关于修改宪法的争论,又一次庐山会议,批陈整风)、林彪出逃(林立果的活动,毛泽东南巡,林立果打算杀害毛泽东,林彪出逃,林彪出逃后的毛泽东,毛泽东在文革初期给江青的一封信)、解放老干部(为二月逆流平反,邓小平复出,大批解放老干部,江青闹事)、谁来接班(王洪文任党的副主席,邓小平主持国务院工作,毛泽东批“四人帮”,周恩来辞世,天安门事件,毛泽东辞世);以及
(三)毛泽东辞世后的情况,讲述华国锋粉碎四人帮(四人帮被隔离审查,审判四人帮)、胡耀邦平反冤、假、错案(关于“实践是检验真理的唯一标准”的辩论,平反的发动,平反记录,文革期间因不堪迫害而自杀的名人,文革期间身心受到严重伤害而病辞的名人)。
在附录中,给出了中共官方对文化大革命的评价。
解放軍與文化大革命

解放軍與文化大革命

著:丁凱文

本書是一部論述解放軍與文化大革命關係的學術著作,研究、探討了文化大革命期間解放軍是如何介入和參與文化革命運動。

全書重點論述了文革前夕軍隊政治地位的提升及對社會生活的影響,毛澤東在文革時期對軍隊的各項戰略部署,軍隊內部因文革所發生的動蕩,軍隊參與“三支兩軍”的主要活動,軍隊將領們因參與文革運動所遭遇的不同命運和結局,軍隊與江青等文革極左派的矛盾與鬥爭,軍隊參與地方“鬥批改”運動的活動,以及林彪事件、粉碎“四人幫”等中共重大歷史事件。深入研究文化大革命史就必須研究軍隊與文革的關係、軍隊在文革中的作用。本書就是一部填補空白之作,具有開創性的意義。

本書是一部嚴謹的學術著作,內容豐富,史料翔實,同時也具有很高的可讀性。本書的問世是文化大革命史研究的重要成果。
モンゴル最後の王女:文化大革命を生き抜いたチンギス・ハーンの末裔

モンゴル最後の王女:文化大革命を生き抜いたチンギス・ハーンの末裔

著:楊海英 & 新間聡

1927年、内モンゴル・オルドスにチンギス・ハーンの血を受け継ぐ最後の王女スチンカンルが生まれた。
17歳の冬、父の従者だったボロルダイと結婚し、一人息子に恵まれて穏やかに暮らしていたが、中華人民共和国建国後、その人生に暗雲が立ち込める。
スチンカンルは反革命分子のレッテルを貼られ、使役に駆り出され、祖先を祀る聖地を開墾する屈辱に甘んじなければならなかった。
そして、あの文化大革命が始まる―。
著者の楊海英氏自身も内モンゴル・オルドスの出身。
中国で現在もなお続く苛烈な民族問題の知られざる実態を、激動を生き抜いた女性の半生を通じて描きあげた迫真のドキュメンタリー。
中国セックス文化大革命 反日事件と性の自由が爆発する時

中国セックス文化大革命 反日事件と性の自由が爆発する時

著:邱海涛

中国で加速するセックスの自由。その赤裸々な実態をあますところなくレポート! 性を抑圧する闘争だった毛沢東の文化大革命から、「開放」政策の下、百花斉放に欲望が咲き乱れる二十一世紀まで。現代中国の秘部を初公開。【おもな内容】●中国共産党の革命で歪められた悲しいセックス ●結婚前に互いの性能力を確かめ合う「試婚」 ●女性のよがり声の「今昔」を比べてみると…… ●日本人の集団買春で爆発した性の問題と反日
(『中国セックス文化大革命』を大幅加筆)。
紅衛兵とモンゴル人大虐殺 ――草原の文化大革命

紅衛兵とモンゴル人大虐殺 ――草原の文化大革命

著:楊海英

文化大革命で、中国政府は内モンゴルのモンゴル人34万6000人を逮捕し、2万7900人を殺害した。実際には30万人が犠牲になったとの調査もある。このモンゴル人虐殺に、毛沢東の中国政府は、学生たちを中心とする紅衛兵を使った。彼らをジェノサイドに駆り立てたものは、いったいなんだったのか。ほとんど公開されていない『紅衛兵新聞』などの貴重な一次資料をもとに、内モンゴル出身の著者が大虐殺の真相を解明し、世界から無視されてきた文化大革命の負の側面に光を当てる。
【文庫】 文化大革命とモンゴル人ジェノサイド 下

【文庫】 文化大革命とモンゴル人ジェノサイド 下

著:楊海英

「…二十八種もの刑罰は凄惨すぎて日本語に翻訳するのも躊躇せざるを得ない。
何しろ、日本語にはない概念、日本語では置き換えられない暴虐の数々を
中国人たちは奔放にモンゴル人に対して行使していたのである。
…まさに、モンゴル民族が誕生して以来、初めて舐めさせられた苦難である」
(第4章より)

本書は約6000頁にのぼる中国政府の公文書と被害者報告書、
加害者側と犠牲者側の記録など、ほとんどが中国では未公開で研究者も
閲覧できない資料をもとに、封印された殺戮の全貌を検証した決定版である。
『ジェノサイドと文化大革命――内モンゴルの民族問題』改題。
習近平のデジタル文化大革命 24時間を監視され全人生を支配される中国人の悲劇

習近平のデジタル文化大革命 24時間を監視され全人生を支配される中国人の悲劇

著:川島博之

4億人の既得権者たる都市住民が、9億人の農民戸籍者たちから搾取しながら成長する中国の体制を守るため、習近平が確立しようとしている手法、それ「デジタル文化大革命」だ。1966年の文化大革命――それが中国に何をもたらすか、正しく見通すことができた人はいなかった。「デジタル文化大革命」が始まった2018年の状況は、1966年によく似ている。隣国である中国で新たな運動が始まった。日本人よ、注視せよ!
【文庫】 文化大革命とモンゴル人ジェノサイド 上

【文庫】 文化大革命とモンゴル人ジェノサイド 上

著:楊海英

「1966年に中国文化大革命が始まったとき、
内モンゴル自治区には150万人近くのモンゴル人が暮らしていた。
だが少数民族のモンゴル人は全員が粛清の対象とされ、少なくとも
34万6000人が逮捕され、2万7900人が殺害され、12万人に身体障害が残った。
これは中国政府が大幅に被害者数を縮小して発表した公式見解である」(序章より)

本書は約6000頁にのぼる中国政府の公文書と被害者報告書、
加害者側と被害者側の記録など、ほとんどが中国では未公開で
研究者も閲覧できない資料をもとに、封印された殺戮の全貌を検証した決定版である。
『ジェノサイドと文化大革命――内モンゴルの民族問題』改題。
世界史のなかの文化大革命

世界史のなかの文化大革命

著:馬場公彦

文化大革命は、中国という特殊な空間、条件で起こった一度きりの出来事なのだろうか。文革の国際的要因と越境性を重視した見方を提示し、もうひとつの真実にせまる。
追憶の文化大革命 上巻

追憶の文化大革命 上巻

著:李城外, 萩野脩二 & 山田多佳子

文化大革命(1966-1976)、若者が赤い旗を振り、毛主席語録を振り上げ歩く姿がイメージされるであろう。これが中国全土を席捲した。官僚も、文化人も、資本主義の道を歩む反動として打倒された。彼らも革命のために生き続けるという信念があった。李城外は文革終息後の文化人たちの「追憶」を記述した。同じ境遇にあった複数の文化人の思いが語られている。文革の実態をより客観的に知ることができる。事件当事者たちの生の体験は、事件を共有させ、せめて同じ過ちを繰り返すまいとする人々の誠意と哀切が込められている。すべての事件が風化するという社会事象の中で、私たちに時代を生きるとはどういうものであるかを示唆している。

上巻に登場する人物:
謝冰心(作家),臧克家(詩人),張光年(中国作家協会副主席),周巍峙(文化部部長代理),韋君宜(作家),薛徳震・楊瑾(夫婦出版家),牛漢(詩人、『新文学史料』誌主編),陳羽綸(『英語世界』誌主編),許磊然(女性翻訳家),楊静遠(女性翻訳家),侯愷(もと栄宝斎総経理),丁寧(女性作家),張兆和(沈従文夫人),李小為(李季夫人),胡海珠(侯金鏡夫人),陳今(王子野夫人),趙友蘭(曹辛之夫人),司徒新蕾(司徒慧敏の娘),楊絳(翻訳家),杜惠(郭小川夫人)
追憶の文化大革命 下巻

追憶の文化大革命 下巻

著:李城外, 萩野脩二 & 山田多佳子

文化大革命(1966-1976)、若者が赤い旗を振り、毛主席語録を振り上げ歩く姿がイメージされるであろう。これが中国全土を席捲した。官僚も、文化人も、資本主義の道を歩む反動として打倒された。彼らも革命のために生き続けるという信念があった。李城外は文革終息後の文化人たちの「追憶」を記述した。同じ境遇にあった複数の文化人の思いが語られている。文革の実態をより客観的に知ることができる。事件当事者たちの生の体験は、事件を共有させ、せめて同じ過ちを繰り返すまいとする人々の誠意と哀切が込められている。すべての事件が風化するという社会事象の中で、私たちに時代を生きるとはどういうものであるかを示唆している。

下巻に登場する人物:,楼適夷(“左聯”の元老),蕭乾、文潔若夫妻,厳文井(作家),金冲及(歴史学者),宋木文(新聞出版署署長),陳早春(人民文学出版社社長兼総編集),王世襄(都の奇人),許覚民(文学評論家),程代煕(学者),林鍇(書画家、詩人),楊子敏(『詩刊』誌主編),謝永旺(『文芸報』誌主編),崔道怡(『人民文学』誌常務副主編),周明(中国現代文学館副館長),楊匡満(『中国作家』誌副主編),閻綱(文学評論家),涂光群(『伝記文学』誌主編),王蒙(作家),舒乙(老舎先生の息子),司徒新蕾(司徒慧敏の娘),楊絳(翻訳家),杜惠(郭小川夫人)
北京飯店旧館にて

北京飯店旧館にて

著:中薗英助

「きみは、人類という立場に立てますか?」日本占領下の北京で出会った中国の友は、謎の問いを残し戦地に消えた。またある友は、文化大革命で迫害を受け窮死。41年の歳月を経て、青春の地・北京に還った作家は、彼我を隔てる深い歴史の暗渠に立ち竦みつつ、その底になお輝きを放つ人間の真実を探してやまない。日中の狭間に生き、書いた中薗の深い想いが結晶した代表作。読売文学賞受賞作。
新疆ウイグル自治区 中国共産党支配の70年

新疆ウイグル自治区 中国共産党支配の70年

著:熊倉潤

中国西北部に位置する新疆ウイグル自治区。中国全体の6分の1ほどの面積に、約2500万人が暮らす。1955年に自治区が成立した当初、中国共産党は少数民族の「解放」を謳った。しかし習近平政権のもと、ウイグル人らへの人権侵害は深刻さを増している。なぜ中国共産党は、多くの人々を「教育施設」へ収容するといった過酷な統治姿勢に転じたのか。新疆地域の歴史を丁寧にたどり、その現在と未来を考える。
日中の「戦後」とは何であったか 戦後処理、友好と離反、歴史の記憶

日中の「戦後」とは何であったか 戦後処理、友好と離反、歴史の記憶

著:波多野澄雄 & 中村元哉

「戦前・戦中」の何を放棄して、「戦後」をどのように積み上げたのか? 両国有識者が新たな視点で、日中の国家観、外交戦略、歴史認識を問い直す決定版。戦後の日中関係史は、中国においては公式の歴史観との距離を見定める必要が発生し、日本においてはイデオロギー対立を招く冷戦的思考を呼び覚ましやすい点でつねに難しさをはらみ、成果物は十分とは言えない。本書で、〈戦後処理〉〈戦後の中国観・日本観〉〈戦後の火の移動〉〈戦争の歴史の記憶〉〈戦後から国交正常化まで〉〈日中関係黄金期〉〈対中政策・対日政策〉という重要テーマを網羅し、両国の歴史認識(の差異)を明らかにした点に意義と新しさがある。
戦後日本の中国観 アジアと近代をめぐる葛藤

戦後日本の中国観 アジアと近代をめぐる葛藤

著:小野寺史郎

巨大な隣国、中国。その政策、対外行動、国内で起こる事件は時に理解しがたいものと映る。私たちは、この隣国をどのように捉えるべきか。本書は戦後の中国近現代史研究の歴史をひもとき、日本の中国観に迫る。敗戦や文化大革命は、日本の中国研究にどのような影響をもたらしたか。共産党政権の成立、日中国交樹立、改革開放、天安門事件、反日デモ、「一帯一路」などをどう論じたのか。膨張を続ける中国を、冷静に見つめるために。
11通の手紙

11通の手紙

著:及川淳子 & 笠原清志

天安門事件から30年、劉暁波の言葉が蘇る。

1989年6月4日、中国の天安門広場で「その事件」は起こりました。

民主化を求める群衆を威嚇するかのような戦車の隊列。巨大な戦車を前に、「轢き殺すなら轢き殺せ」と言わんばかりに一歩も引き下がろうとしなかった1人の若者。その衝撃の映像を記憶している方も多いと思います。

本書は天安門事件で民主化運動のリーダーとして活躍し、獄中においてノーベル平和賞を受賞した劉暁波(りゅうぎょうは 1955-2017)の発言をモチーフにした、平和を訴えかける創作書簡集です。

劉暁波夫妻の友人で劉暁波研究の第一人者・及川淳子氏(中央大学准教授・中国現代社会論)が、劉暁波の遺した発言や行動や実際の出来事を下敷きにして、劉暁波の想いを現代に蘇らせ、平和の大切さを問いかけます。

本書は11通の書簡から成り、それぞれに、言論の自由や、表現の自由、良心の自由といったテーマが盛り込まれています。

巻末には及川淳子氏のリアルなあとがきとともに、社会学者で民主化論の泰斗・笠原清志氏(跡見学園女子大学学長・立教大学名誉教授)による解説を収録し、「天安門事件とは何だったのか? 劉暁波とは何者だったのか?」という現代的問いを提示します。

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