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宮本武蔵

宮本武蔵

著:吉川英治

(宮本武蔵について)

「宮本武蔵」は、吉川英治よる時代小説、剣豪小説です。朝日新聞に一九三五年の八月から、四年後の一九三九年七月まで連載されました。剣豪宮本武蔵の剣士として自己を確立するに至るまでの成長や彼を取巻く武芸者たちを描いています。この作品は、太平洋戦争下の人々の心を鼓舞し、また新聞小説史上かつてないほどの人気を得ました。大衆小説の代表作と言っていい作品となっています。また今でも多くの人々に多大な影響を与え続けています。

以下の各巻からなっています。

地の巻
水の巻
火の巻
風の巻
空の巻
二天の巻
円明の巻

(吉川英治について)

吉川英治は、一八九二(明治二十五)年に神奈川県に生まれました。小学校を中退しますが独学し、一九一〇年に上京します。一九二二年に東京毎夕新聞社に入社し、「親鸞記」等を執筆して、次第に文才を認められます。「キング」誌に発表した「剣難女難」で人気を得て、「坂東侠客陣」「神洲天馬侠」の二長編で人気を不動のものにします。一九三五年に「宮本武蔵」の連載を始め、かつてない人気を得ます。
戦後は、「新平家物語」を執筆し、第一回菊池寛賞を受賞します。その後「私本太平記」「新・水滸伝」を執筆。一九六〇年には文化勲章を授章しました。一九六二年、肺がんのため死去しました。

(歴史浪漫文庫について)

歴史浪漫文庫は、日本の時代小説、歴史小説を集めた文庫です。
宮本武蔵

宮本武蔵

著:吉川英治

吉川英治の代表作にして国民文学として今なお親しまれる「宮本武蔵」を全巻セットで合本。執筆時の秘話や宮本武蔵の史実・エピソードを取りまとめた「随筆 宮本武蔵」も加え、新字新仮名で読みやすく編集した電子書籍完全版。
【目次】
宮本武蔵

地の巻
水の巻
火の巻
風の巻
空の巻
二天の巻
円明の巻
随筆 宮本武蔵

随筆 宮本武蔵
遺跡紀行
逸話の宮本武蔵
宮本武蔵

宮本武蔵

著:吉川英治

吉川英治による宮本武蔵の完全版です。
この一冊に、吉川英治の宮本武蔵が全巻分収録されています。

「『宮本武蔵』は、吉川英治の新聞小説。朝日新聞に連載されたこの作品は、1935年の8月23日から、4年後の1939年7月11日まで続いた。
二天一流の開祖でもある剣豪・宮本武蔵の剣士として自己を確立するに至るまでの成長を描く。同時に、彼を取り巻く武芸者たちの人生も描かれている。
剣禅一如を目指す求道者・宮本武蔵を描いたこの作品は、日中戦争から太平洋戦争へと向かう戦時下での人心に呼応し、新聞小説史上かつてないほどの人気を得た、大衆小説の代表作である。」
(Wikipediaより抜粋)
宮本武蔵

宮本武蔵

著:津本陽

山中で棒を振り回していた少年は、十三歳にして試合相手の頭蓋をかち割った!
自身も剣の達人である著書が描く凄絶なる歴史長編

宮本武蔵は幼少より武術に頭角をあらわし、生まれ持っての膂力と父の激しい指南にこたえ、13歳にして真剣の立会に打ち勝った。

血なまぐさい試合にあけくれた青春時代、京都郊外、一乗寺下り松での吉岡一門との死闘、関門・船島での佐々木小次郎との血闘など、いくたの修羅場でつねに勝利をおさめた孤高の剣聖の凄絶なる生涯を描破する。

吉川英治版『宮本武蔵』とそれを原作とした人気コミックの影響もあり、内省的な宮本武蔵像が一般化した現代。
だからこそ津本陽描く、本能で動き、野獣味のある武蔵像は読者にいまも新鮮な驚きを与える。

解説・桶谷秀昭
宮本武蔵 一巻

宮本武蔵 一巻

著:吉川英治

剣禅一如の境地を求めて剣の道を極めんとした宮本武蔵の半生を、吉川英治が国民的ロマンに昇華!
功名を立てようと関ヶ原の合戦に臨んだ新免武蔵(しんめん・たけぞう)、十七歳——。同じく参戦した同郷・宮本村の又八と敗軍の兵として、戦場近くのお甲・朱美母子の元へ身を寄せることに。朱美の父の仇敵を討ち果たし、郷里の宮本村へ帰ることにした武蔵だが、又八は母子とどこぞへ消えてしまった。
村へ到着した武蔵は、又八の許嫁だったお通と再会。理由あって二人は村を出ることに。沢庵和尚に諭された武蔵は剣の道を極める決意を固め、修行の旅に出るのだった。

第一巻 目次

〈地の巻〉

毒茸
おとし櫛
花御堂
野の人たち

孫子
縛り笛
千年杉
樹石問答
三日月茶屋
弱い武蔵
光明蔵
花田橋

〈水の巻〉
吉岡染
陽なた・陽かげ
優曇華

河っ童
春風便
巡りぞ会わん
茶漬
奈良の宿
般若野
この一国
芍薬の使者
四高弟
宮本武蔵

宮本武蔵

著:石井滴水

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

「二刀流」をあみだした剣の名人・宮本武蔵。武蔵は親のかたきをとるため数々の困難にあいながらも修業を重ね、佐々木小次郎とようやく対決する。1937年刊を現代仮名遣いで復刊。

昭和11年より出版され、昭和の子どもたちを夢中にさせた「講談社の絵本」から、選りすぐりの名作を新編集で復刊! 日本画・童画の大家たちによる本物の絵の美しさ・丹念さをご堪能ください。

※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
石ノ森版立川文庫 宮本武蔵

石ノ森版立川文庫 宮本武蔵

著:石ノ森章太郎

小笠原家武道指南役の父のいいつけで、石川群東斎厳流の道場へ向かう武蔵(たけぞう)。厳流先生のもと修行に励み、武蔵の編み出した二刀流も完成間近という時、父が佐々木玄東斎岸柳という男に殺された事を知る! 師匠とならぶ手強い相手と知りつつ、武蔵は父の仇討ちの旅へ出る。大正期に青少年に向けて出版された、講談を書きとめた文庫本の立川文庫さながら、石ノ森章太郎が伝記とは違う少年・宮本武蔵を魅力たっぷりに描く!
宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想

宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想

著:宮本武蔵 & 魚住孝至

29歳で佐々木小次郎に勝ち天下一の実力を示した武蔵。「ふかき道理」の追求の果てに達した境地を「地・水・火・風・空」の5つの兵法とともに記す。近年発見された数々の資料も取り入れ、武蔵の実像に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
随筆 宮本武蔵

随筆 宮本武蔵

著:吉川英治

小説で描いた武蔵、描かなかった武蔵、そして、描けなかった武蔵。吉川・武蔵がここにいる。伝記、史料、口碑、遺跡紀行から成る名作『宮本武蔵』創作の背景。
宮本武蔵 三巻

宮本武蔵 三巻

著:吉川英治

剣禅一如の境地を求めて剣の道を極めんとした宮本武蔵の半生を、吉川英治が国民的ロマンに昇華!
京都四条道場の吉岡一門の清十郎と試合に勝った武蔵は、虚無感に襲われる。しかし、清十郎の弟・伝七郎をも破り、いよいよ吉岡一門からの果し合いに挑んでいく。
他方、武蔵を慕うお通は、城太郎とともに、吉岡一門との果し合いが行われるという一乗寺山のふもと、藪之郷下り松に向かう。

目次

風の巻
枯野見
生きる達人
夜の道
二人小次郎
次男坊
ふくろ路地
悲母悲心

町人
春の雪
雪響き
今様六歌仙
牡丹を焚く
断絃
春を病む人
伽羅の君

明日待酒
必殺の地
月一つ
木魂
はぐれた雁
生死一路
宮本武蔵 最強伝説の真実

宮本武蔵 最強伝説の真実

著:井沢元彦

宮本武蔵ほど謎に包まれた剣豪はいない。出生地を主張する名所も二つ。あの佐々木小次郎ですらその正体が分からない。それだからこそ、吉川英治からマンガ家・井上雄彦まで、多くの作家を刺激してきた。『逆説の日本史』で知られる井沢元彦は、様々な伝説、捏造資料を精査し、真の武蔵像に迫った。井沢史観による画期的「最強剣豪伝」の誕生だ。
宮本武蔵【七】

宮本武蔵【七】

著:吉川英治

国民文学作家、吉川英治著の長編小説が読める。
日本で最強と呼ばれた二刀流の剣豪「宮本武蔵」を描いた代表作『宮本武蔵』シリーズ第7弾。

従来の武蔵像を一変させた畢生の代表作。
青年武蔵(たけぞう)が功名心に燃えて幼友達の又八とともに関ヶ原合戦に参加し敗北を体験するところから始まり、沢庵を導師として人間的に開眼、剣禅一如の境地を求めて歩みつづけ、佐々木小次郎との船島(巌流島)での運命的な対決にいたる。
お通との純愛、吉岡一門との決闘など小説のおもしろさをたっぷりと盛り込みながらも、柳生石舟斎や本阿弥光悦らとの出会いを通して武蔵の人間形成をたどっている。

『宮本武蔵【七】<円明の巻>』では、

・彫心鏤骨の名作の終局を飾る巖流島の対決!宮本武蔵と佐々木小次郎の決戦の時が描かれている。

◆宮本武蔵とは
江戸時代初期の剣術家、兵法家。二刀を用いる二天一流兵法の祖。《五輪書》の著者。
また重要文化財として指定された水墨画や工芸品を残している。
日本の剣道史上最も著名な剣豪の一人で、小説、舞台、映画などにもなっているが、伝記については必ずしも明らかではない。
《五輪書》によれば、武蔵は幼少のころから兵法を心がけ、13歳ではじめて試合をして勝ち、28〜29歳まで60余度の試合に一度も負けなかったといわれる。

◆著者情報

吉川英治(よしかわ えいじ)

「鳴門秘帖」「松のや露八」「宮本武蔵」「太閤記」「新・平家物語」「私本太平記」をはじめ、長編約80編、短編約180編という膨大な小説を執筆し、多くの人々に愛読され、国民文学作家と親しまれました。
「新書太閤記」(NHK大河ドラマ化)「新・平家物語」(NHK大河ドラマ化&映画化)
「宮本武蔵」(NHK大河ドラマ&TVドラマ化&映画化)
「私本太平記」(NHK大河ドラマ化)など、
数多くの名作を現代に残しており、司馬遼太郎と並ぶ日本を代表する歴史作家のひとりです。
宮本武蔵【三】

宮本武蔵【三】

著:吉川英治

国民文学作家、吉川英治著の長編小説が読める。
日本で最強と呼ばれた二刀流の剣豪「宮本武蔵」を描いた代表作『宮本武蔵』シリーズ第3弾。

従来の武蔵像を一変させた畢生の代表作。
青年武蔵(たけぞう)が功名心に燃えて幼友達の又八とともに関ヶ原合戦に参加し敗北を体験するところから始まり、沢庵を導師として人間的に開眼、剣禅一如の境地を求めて歩みつづけ、佐々木小次郎との船島(巌流島)での運命的な対決にいたる。
お通との純愛、吉岡一門との決闘など小説のおもしろさをたっぷりと盛り込みながらも、
柳生石舟斎や本阿弥光悦らとの出会いを通して武蔵の人間形成をたどっている。

◆『宮本武蔵【三】<火の巻>』では、

・二天一流の戦い方を記している

我れ若年よりこのかた、兵法の道に心をかけて、剣術一通りのことにも手をからし、身をからし、色々様々の心になり、他の流々をも尋ね見るに、あるいは口にて言いかこつけ、あるいは手にて細かなる業をし、人目によきよう見するといいても、一つも実の心にあるべからず。
もちろんかようのことし習いても、身をきかせ習い、心をきかせつくることと思えども、みなこれ道の病となりて、後々までも失せがたくして、兵法の直道(じきどう)世に朽ちて、道の廃るもといなり。
剣術実の道になって、敵と戦い勝つこと、この法いささか替わることあるべからず。
我が兵法の智力を得て、すぐなるところを行うにおいては、勝つこと疑いあるべからざるものなり。

◆宮本武蔵とは
江戸時代初期の剣術家、兵法家。二刀を用いる二天一流兵法の祖。《五輪書》の著者。
また重要文化財として指定された水墨画や工芸品を残している。
日本の剣道史上最も著名な剣豪の一人で、小説、舞台、映画などにもなっているが、伝記については必ずしも明らかではない。
《五輪書》によれば、武蔵は幼少のころから兵法を心がけ、13歳ではじめて試合をして勝ち、28〜29歳まで60余度の試合に一度も負けなかったといわれる。

◆著者情報

吉川英治(よしかわ えいじ)

「鳴門秘帖」「松のや露八」「宮本武蔵」「太閤記」
「新・平家物語」「私本太平記」をはじめ、
長編約80編、短編約180編という膨大な小説を執筆し、多くの人々に愛読され、国民文学作家と親しまれました。
「新書太閤記」(NHK大河ドラマ化)「新・平家物語」(NHK大河ドラマ化&映画化)「宮本武蔵」(NHK大河ドラマ&TVドラマ化&映画化)
「私本太平記」(NHK大河ドラマ化)など、
数多くの名作を現代に残しており、司馬遼太郎と並ぶ日本を代表する歴史作家のひとりです。
宮本武蔵【一】

宮本武蔵【一】

著:吉川英治

国民文学作家、吉川英治著の長編小説が読める。
日本で最強と呼ばれた二刀流の剣豪「宮本武蔵」を描いた代表作『宮本武蔵』シリーズ第1弾。

従来の武蔵像を一変させた畢生の代表作。
青年武蔵(たけぞう)が功名心に燃えて幼友達の又八とともに関ヶ原合戦に参加し敗北を体験するところから始まり、沢庵を導師として人間的に開眼、剣禅一如の境地を求めて歩みつづけ、佐々木小次郎との船島(巌流島)での運命的な対決にいたる。
お通との純愛、吉岡一門との決闘など小説のおもしろさをたっぷりと盛り込みながらも、
柳生石舟斎や本阿弥光悦らとの出会いを通して武蔵の人間形成をたどっている。

◆『宮本武蔵 <地の巻>』では、
・宮本武蔵の自己紹介と兵法のあらましが記されている。

武士の兵法を行う道は、何事においても人に優ぐるるところを本(もと)とし、あるいは一身の切り合いに勝ち、あるいは数人の戦いに勝ち、主君のため、我が身のため、名を上げ身を立てんと思う。これ兵法の徳をもってなり。
また世の中に、兵法の道を習いても、実(まこと)の時に役に立つまじきを思う心あるべし。
その儀においては、いつにても、役に立つように稽古(けいこ)し、万事にいたり、役に立つようにしゆること、これ兵法の実の道なり。

◆宮本武蔵とは
江戸時代初期の剣術家、兵法家。二刀を用いる二天一流兵法の祖。《五輪書》の著者。
また重要文化財として指定された水墨画や工芸品を残している。
日本の剣道史上最も著名な剣豪の一人で、小説、舞台、映画などにもなっているが、伝記については必ずしも明らかではない。
《五輪書》によれば、武蔵は幼少のころから兵法を心がけ、13歳ではじめて試合をして勝ち、28〜29歳まで60余度の試合に一度も負けなかったといわれる。

◆著者情報

吉川英治(よしかわ えいじ)

「鳴門秘帖」「松のや露八」「宮本武蔵」「太閤記」「新・平家物語」「私本太平記」をはじめ、長編約80編、短編約180編という膨大な小説を執筆し、多くの人々に愛読され、国民文学作家と親しまれました。
「新書太閤記」(NHK大河ドラマ化)「新・平家物語」(NHK大河ドラマ化&映画化)「宮本武蔵」(NHK大河ドラマ&TVドラマ化&映画化)
「私本太平記」(NHK大河ドラマ化)など、
数多くの名作を現代に残しており、司馬遼太郎と並ぶ日本を代表する歴史作家のひとりです。
宮本武蔵 完全版

宮本武蔵 完全版

著:吉川英治

剣禅一如の境地を求めて剣の道を極めんとした宮本武蔵の半生を、吉川英治が国民的ロマンに昇華!
功名を立てようと関ヶ原の合戦に臨んだ新免武蔵(しんめん・たけぞう)、十七歳――。合戦後、いったん村に戻った武蔵だったが、理由あって、幼馴染の又八の許嫁だったお通と二人で村を出ることに……。
その後、沢庵和尚に諭された武蔵は剣の道を極める決意を固め、武蔵を慕うお通を残し、修行の旅に出るのだった。
武者修行の旅を始めた武蔵は、京都四条道場の吉岡一門、夢想権之助、宍戸梅軒など幾多の武芸者に出会い、成長していく。
そして、遂に宿命のライバル、佐々木小次郎との決闘を迎える……。

目次
宮本武蔵 第一巻
地の巻
水の巻
宮本武蔵 第二巻
水の巻(続)
火の巻
宮本武蔵 第三巻
風の巻
宮本武蔵 第四巻
風の巻(続)
空の巻
宮本武蔵 第五巻
空の巻(続)
二天の巻
宮本武蔵 第六巻
二天の巻(続)
宮本武蔵【二】

宮本武蔵【二】

著:吉川英治

国民文学作家、吉川英治著の長編小説が読める。
日本で最強と呼ばれた二刀流の剣豪「宮本武蔵」を描いた代表作『宮本武蔵』シリーズ第2弾。

従来の武蔵像を一変させた畢生の代表作。
青年武蔵(たけぞう)が功名心に燃えて幼友達の又八とともに関ヶ原合戦に参加し敗北を体験するところから始まり、沢庵を導師として人間的に開眼、剣禅一如の境地を求めて歩みつづけ、佐々木小次郎との船島(巌流島)での運命的な対決にいたる。
お通との純愛、吉岡一門との決闘など小説のおもしろさをたっぷりと盛り込みながらも、
柳生石舟斎や本阿弥光悦らとの出会いを通して武蔵の人間形成をたどっている。

◆『宮本武蔵 <水の巻>』では、

・宮本武蔵が創始した流派「二天一流(二刀流)」の基本姿勢や太刀筋が記されている

千里の道も一足ずつはこぶなり。緩々と思い、この法を行うこと、武士の役なりと心得て、今日は昨日の我れに勝ち、明日は下手に勝ち、
後は上手に勝つと思い、この書き物のごとくにして、少しもわきの道へ心行かざるように思うべし。
たといいかほどの敵に打ち勝ちても、習いに背くことにおいては、実の道にあるべからず。
この利心に浮かべては、一身をもって数十人にも勝つ心のわきまえあるべし。
しかる上は、剣術の智力にて、大分一分の兵法をも得道すべし。
千日の稽古を鍛(たん)とし、万日の稽古を錬(れん)とす。
よくよく吟味あるべきものなり。

◆宮本武蔵とは
江戸時代初期の剣術家、兵法家。二刀を用いる二天一流兵法の祖。《五輪書》の著者。
また重要文化財として指定された水墨画や工芸品を残している。
日本の剣道史上最も著名な剣豪の一人で、小説、舞台、映画などにもなっているが、伝記については必ずしも明らかではない。
《五輪書》によれば、武蔵は幼少のころから兵法を心がけ、13歳ではじめて試合をして勝ち、28〜29歳まで60余度の試合に一度も負けなかったといわれる。

◆著者情報

吉川英治(よしかわ えいじ)

「鳴門秘帖」「松のや露八」「宮本武蔵」「太閤記」「新・平家物語」「私本太平記」をはじめ、長編約80編、短編約180編という膨大な小説を執筆し、多くの人々に愛読され、国民文学作家と親しまれました。
「新書太閤記」(NHK大河ドラマ化)「新・平家物語」(NHK大河ドラマ化&映画化)「宮本武蔵」(NHK大河ドラマ&TVドラマ化&映画化)
「私本太平記」(NHK大河ドラマ化)など、
数多くの名作を現代に残しており、司馬遼太郎と並ぶ日本を代表する歴史作家のひとりです。
吉川英治大全:三国志、宮本武蔵、新書太閤記、鳴門秘帖、私本太平記全巻 他

吉川英治大全:三国志、宮本武蔵、新書太閤記、鳴門秘帖、私本太平記全巻 他

著:吉川英治

最新の吉川英治の作品を集めた大全です。
吉川英治の代表作である三国志、宮本武蔵、新書太閤記、鳴門秘帖、私本太平記の全巻などを全て掲載しています。
吉川英治の世界をご堪能ください。

「吉川 英治は、日本の小説家。本名、英次(ひでつぐ)。神奈川県生まれ。
様々な職についたのち作家活動に入り、『鳴門秘帖』などで人気作家となる。1935年(昭和10年)より連載が始まった『宮本武蔵』は広範囲な読者を獲得し、大衆小説の代表的な作品となった。戦後は『新・平家物語』、『私本太平記』などの大作を執筆。幅広い読者層を獲得し、「国民文学作家」といわれる。」
(Wikipediaより抜粋)

<掲載作品一覧>
三国志 全巻
宮本武蔵 全巻
私本太平記 全巻
新書太閤記 全巻
剣の四君子 全巻
日本名婦伝 全巻
鳴門秘帖 全巻

梅颸の杖
べんがら炬燵
文化の日
茶漬三略
江戸三国志
河豚
下頭橋由来
銀河まつり
魚紋
八寒道中
濞かみ浪人
春の雁
旗岡巡査
治郎吉格子
辞典のすすめ
篝火の女
かんかん虫は唄う
競馬
剣難女難
紅梅の客
雲霧閻魔帳
黒田如水
くせ
松のや露八
源頼朝
紋付を着るの記
無宿人国記
鍋島甲斐守
夏虫行燈
人間山水図巻
野槌の百

大岡越前
折々の記
押入れ随筆
御鷹
大谷刑部
落日の荘厳に似る
牢獄の花嫁
雪村筆「茄子図」
死んだ千鳥
親鸞の水脈
親鸞聖人について
神州天馬侠
舌のすさび
小説のタネ
正倉院展を観る
醤油仏
平の将門
田崎草雲とその子
天皇と競馬
上杉謙信
梅ちらほら
美しい日本の歴史
柳生月影抄
山浦清麿
夕顔の門
増長天王
俗即菩提
随筆 宮本武蔵
随筆 私本太平記
随筆 新平家
宮本武蔵全八冊合本版

宮本武蔵全八冊合本版

著:吉川英治

野に伏す獣の野性をもって孤剣をみがいた武蔵が、剣の精進、魂の求道を通して、鏡のように澄明な境地へ達する道程を描く、畢生の代表作。若い功名心に燃えて関ケ原の合戦にのぞんだ武蔵(たけぞう)と又八は、敗軍の兵として落ちのびる途中、お甲・朱実母子の世話になる。それから一年、又八の母お杉と許嫁のお通が、二人の安否を気づかっている作州宮本村へ、武蔵は一人で帰ってきた。(吉川英治歴史時代文庫)。
素浪人 宮本武蔵(一)〈白刃の篇〉

素浪人 宮本武蔵(一)〈白刃の篇〉

著:峰隆一郎

十三歳の平田弁之助(幼名)が木刀で武芸者を撲殺した。美作国・宮本村生まれ。実父を知らず、山の和尚の許で山走りと棒打ちを習得したのだ。のち関ヶ原の西軍に参加、仕官の道を狙ったが、惨敗して山賊となる。殺(や)らなれけば殺られる。弁之助も殺人鬼と化した。が、虚しい。夢中で女を抱いた。十七歳で武者修行を志し、名も宮本武蔵に――。注目全十巻の第一弾!
宮本武蔵-「兵法の道」を生きる

宮本武蔵-「兵法の道」を生きる

著:魚住孝至

吉川英治その人も言うように、武蔵については信用できる史料がきわめて少ない。「巌流島」「佐々木小次郎」「吉岡一門との勝負」──ひとり歩きする虚構を排したところに見えてくる実像とは?「天下一」をきわめながら、「なをもふかき道理を得ん」と「兵法の道」を求めつづけた一人の真摯な武芸者の姿を、『五輪書』を核によみとく。
[新装版]宮本武蔵の人生訓

[新装版]宮本武蔵の人生訓

著:童門冬二

60数度の試合にすべて勝ち、巌流島の果たし合いで日本中に勇名を馳せた剣豪・宮本武蔵。だがその勝負を最後に武蔵は他者との試合をやめ、自分との闘いをはじめる。戦国乱世から太平の江戸時代へと移り変わる世には、実戦に強いだけの「剣」はすでに用いる場所がなかったのだ。29歳で巌流島の英雄となった彼だったが、その後の人生は「不遇」だった。大名に召し抱えられることもなく、めぼしい事跡も伝わらない。そして62歳のとき、自らが究めえた剣の奥義を書き記した『五輪書』の完成とともに、武蔵の人生は終わる。「我事において後悔をせず」「世々の道をそむく事なし」など、彼が残した名言には、自らの境涯と正面から向き合い、悩み、苦しみながら独自の哲学を確立した「人生の達人」の面影が垣間見える。本書は、そんな宮本武蔵の生きざまに思いを馳せた筆者がその卓抜した洞察眼で彼の言葉を現代向けに読みといた人生指南の書。
【大活字シリーズ】宮本武蔵 四巻

【大活字シリーズ】宮本武蔵 四巻

著:吉川英治

【大活字シリーズ】宮本武蔵 四巻

剣禅一如の境地を求めて剣の道を極めんとした宮本武蔵の半生を、吉川英治が国民的ロマンに昇華!

京都四条道場の吉岡一門との決闘を終え、武蔵は大きな自信と深い自省の念に襲われる。
その後、お杉婆、又八、そしてお通、城太郎と、邂逅する。木曽路を行く武蔵に次に待ち構える運命は……。

【大活字シリーズ】は、通常の電子書籍よりも約200%拡大した大きな文字が初期設定されており、小さな文字を読むのが苦手な方、高齢者の方をはじめ、端末操作が苦手な方でも気軽に電子書籍を楽しめるような設定となっています。
タブレット型電子書籍リーダーでの読書に最適な設定となっています。

【目次】
風の巻(続)
霧風
菩提一刀

蝶と風
道聴途説
連理の枝
送春譜
女滝男滝
空の巻
普賢
木曾冠者
毒歯
星の中
導母 の 杖
一夕の恋

虫焚き
下り女郎衆
火悪戯
草雲雀
草分の人々
喧嘩河原
かんな屑

通夜童子
一指さす天
この師この弟子
土匪来
征夷
卯月の頃
素浪人 宮本武蔵(六)〈餓虎の篇〉

素浪人 宮本武蔵(六)〈餓虎の篇〉

著:峰隆一郎

宮本武蔵は、300人も斬った。斬り慣れた体が疼く。出雲・松江に足を向けた。暫く穏やかに生きたいが、武芸者の休息は死しかない。その頃、越前の剣豪・鐘巻自斎の高弟に、美男子で筋骨隆々の佐々木小次郎が出現した。三尺二寸の刀を背負い、京へ向かう。滅法強い。一方、武蔵は、またも師の仇討ちに勇む山伏らに狙われていた。二人の剣鬼の共通項は、素質か練磨か。
新装版 真説宮本武蔵

新装版 真説宮本武蔵

著:司馬遼太郎

史上最強の剣豪といわれる宮本武蔵。彼の才能の中で、最も卓越したのは「見切り」という計算力だった。試合の相手を選ぶとき、必ず己よりも弱いと見切ってからでなければ、立ち合わなかった……。通説の裏に潜む、武蔵の実像に迫る表題作ほか、さまざまな生き方をした、有名無名五人の剣客を描く短編集。
【大活字シリーズ】宮本武蔵 二巻

【大活字シリーズ】宮本武蔵 二巻

著:吉川英治

【大活字シリーズ】宮本武蔵 二巻

功名を立てようと関ヶ原の合戦に臨んだ新免武蔵(しんめん・たけぞう)、十七歳――。
同じく参戦した同郷・宮本村の又八と敗軍の兵として、戦場近くのお甲・朱美母子の元へ身を寄せることに。
朱美の父の仇敵を討ち果たし、郷里の宮本村へ帰ることにした武蔵だが、又八は母子とどこぞへ消えてしまった。

村へ到着した武蔵は、又八の許嫁だったお通と再会。理由あって二人は村を出ることに。
沢庵和尚に諭された武蔵は剣の道を極める決意を固め、修行の旅に出るのだった。

【大活字シリーズ】は、通常の電子書籍よりも約250%拡大した大きな文字が初期設定されており、小さな文字を読むのが苦手な方、高齢者の方をはじめ、端末操作が苦手な方でも気軽に電子書籍を楽しめるような設定となっています。
タブレット型電子書籍リーダーでの読書に最適な設定となっています。

【目次】
〈水の巻(続)〉
円座
太郎
心火

女の道
〈火の巻〉
西瓜
佐々木小次郎
狐雨
幻術
怨敵
美少年
わすれ貝
無常
旧約
物干竿
山川無限
神泉
冬かげろう
風車
奔馬
冬の蝶
心猿
公開状
孤行八寒

微笑
魚紋

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