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冤罪と裁判

冤罪と裁判

著:今村核

日本の刑事裁判は、じつは世の中の水準からみると、いろいろと遅れたところがある。起訴された事件の有罪率は99.9パーセントと驚くほど高いが、有罪とされた元被告人のなかに無実の人々がかなり含まれているのではないか、というのが私の心の奥底からの関心事である――〈「はじめに」より〉(講談社現代新書)
裁判の非情と人情

裁判の非情と人情

著:原田國男

裁かれるのも「人」なら,裁くのも「人」のはず.しかし,私たちにとって裁判と裁判官はいまだ遠い存在だ.有罪率99%といわれる日本の刑事裁判で,20件以上の無罪判決を言い渡した元東京高裁判事が,思わず笑いを誘う法廷での一コマもまじえながら,裁判員制度,冤罪,死刑などをめぐり,裁判官の知られざる仕事と胸のうちを綴る.
裁判員必携 ――批判と対応の視点から

裁判員必携 ――批判と対応の視点から

著:石松竹雄 & 伊佐千尋

市民が司法に参加する目的は、強要された自白調書を証拠とせず、市民が自主的に評価、事実を公正に判断して無辜を罰しないことです。裁判官が経験則をもちだし裁判員に影響を与えては市民は冤罪に加担させられてしまいます。本書はこのような視点から裁判員制度の真の狙いを暴き、司法への市民参加の展望を考えます。
法律は嘘とお金の味方です。3 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌

法律は嘘とお金の味方です。3 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌

著:永瀬さらさ & おかざきおか

特殊能力持ちの女子高生とイケメン検察官、そして、最強のおじいちゃん弁護士――嘘が真実を呼ぶ法廷ドラマ! 京都御所の袂に事務所を構える弁護士・吾妻正義は、腕こそ確かだが、強引でお金に汚い。その孫・つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える能力を持つ女子高生。今回も、勝手に婚姻届を出された男とその婚約者を巡る偽装結婚疑惑、偏屈な老人とワケあり母子家庭の間に起きたご近所騒音問題と厄介な依頼ばかり。中でも、放火犯へ執拗につきまとう記者の名誉毀損問題は、草司の過去にも絡んできて…?
法律は嘘とお金の味方です。2 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌

法律は嘘とお金の味方です。2 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌

著:永瀬さらさ & おかざきおか

剛腕かつ敏腕、そしてお金に汚い弁護士・吾妻正義の孫つぐみは、嘘をついている人の顔が歪んで見える特殊な能力を持つ女子高生。正義の許に来る依頼は難物ばかり。「守秘義務違反を犯し、SNSを炎上させたアルバイト事務員」「親子間で起きた交通事故の慰謝料訴訟」「正義の恩師による痴漢冤罪事件」――今回も幼馴染みの草司と共に、正義に振り回されるつぐみだが…?【目次】第一話 従業員は見ている/第二話 親子は馴れ合いか殺し合い/第三話 謝罪の道はお金から
逆転法廷 有罪率99%の壁

逆転法廷 有罪率99%の壁

著:姉小路祐

会社社長の殺人容疑で起訴された青年は、社長の娘との結婚問題がこじれていて動機十分、事件当夜のアリバイもなし。殺人現場の応接机からは彼の指紋まで検出されていた。しかし、弁護士朝日岳之助は青年の無実を信じた。冤罪を憎む白髪の老弁護士の破天荒な法廷闘争が始まった! 白熱の社会派法廷ミステリー。(講談社文庫)
カラマーゾフを殺したのは誰か?

カラマーゾフを殺したのは誰か?

著:津田岳宏

その証言、嘘か本当か。
裁判の世界はこんなに面白い!

裁判員制度が導入され、冤罪報道が新聞やテレビを賑わせている。また法廷を舞台にしたドラマやゲームの大ヒットもあり、ここにきて裁判への関心が急速に高まっている。

しかし一方で、検事と弁護士は法廷でどのようなやりとりを交わしているのか、裁判官はどのように双方の証言をきき、その真偽を判断しているのか、私たちは意外とよくわかっていない。

世界文学の最高峰『カラマーゾフの兄弟』のクライマックスは、裁判シーンである。カラマーゾフ家の父であるフョードルが殺害され、容疑者として長男ミーチャが逮捕される。ミーチャは容疑を否認するが、状況証拠からは彼が殺したとしか思えない。さまざまな証言が行き交うなかで、裁判は進んでいく――。

本書のテーマは、『カラマーゾフの兄弟』の裁判シーンを通じ、裁判における「事実認定」の基本的な部分を知っていただくことにある。事実認定というと難解で専門的に聞こえるが、平たくいうと「嘘と本当の見分け方」である。

裁判というのは、とどのつまり、「当事者の話が嘘か本当か」という点に議論が集約されることが多い。そして法律家は、人の話の真偽を見極めるノウハウを学んでいる。本書を読んでいただければ、その基本的な部分を理解できるはずだ。「嘘と本当の見分け方」を身につけることは、人間関係のトラブルや男女の悲劇を防ぐためにも役立つことだろう。

読者のみなさまには、ぜひ、被告人ミーチャが有罪か無罪かを判断する陪審員になったつもりで読み進めていただきたい。

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