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ワンダンス(1)

ワンダンス(1)

著:珈琲

自分の気持ちを抑えて、周りに合わせて生活している小谷花木(こたに かぼく)。そんな彼が惹かれたのは、人目を気にせずダンスに没頭する湾田光莉(わんだ ひかり)。彼女と一緒に踊るために、未経験のダンスに挑む! 部活、勉強、就職、友達、恋愛。必要なことって何?無駄なことやってどうなるの?いやいや、君の青春は、自由に踊って全然いいんだ。2人が挑むフリースタイルなダンスと恋!
ワンダンス(2)

ワンダンス(2)

著:珈琲

ダンスに夢中な湾田光莉に惹かれた小谷花木は、未経験のダンス部に入部する。2人で特訓を重ねて、新入生ながらコンテストの選抜メンバーに選ばれた小谷と湾田。本番に向けてさあ練習! というところで、落選した新入生・仁上ゆらの複雑な胸中を知る。上手いダンスって、なんだ? 皆で踊るって、どういうこと? 自由に踊って想いを伝える、ダンスと恋の高校青春劇!
ワンダンス(11)

ワンダンス(11)

著:珈琲

3年生最後のコンテスト「ダンスアリーナ」の地方予選が始まる。自分のスタイルへの迷いから部活に身が入らず、補欠メンバーになってしまったカボ。恩ちゃんはカボのステージでのパワーは評価しているものの、気持ちが乗っているからできる表現だからこそ、今回カボを選ぶわけにはいかなかった。予選開始まであと30分。湾田がカボにダンスバトルを提案する。自分とのバトルで、曇りなく踊れる姿を恩ちゃんに見せればいいと伝える。「思えば…こうして向かい合って踊るのも久々な感じがする」コンテスト出場を賭けて、湾田とのバトルが始まる!
ワンダンス(3)

ワンダンス(3)

著:珈琲

一凛高校ダンス部は、今年度初めてのダンスコンテストを迎える。会場で、初めて見る他校のダンサーたちに囲まれたカボは、緊張を隠せない。さらに、昨年圧倒的な技術(スキル)で個人賞を獲得した一凛高校ダンス部の先輩・伊折(いおり)と間違えられ、他の出場校からマークされてしまう。幾多のプレッシャーがのしかかる中、カボは、湾田との特訓の成果を発揮できるか――。ダンスコンテスト編、開幕!
ワンダンス(4)

ワンダンス(4)

著:珈琲

「お前はバトル向きだと思うよ」一凛高校ダンス部唯一の男子の先輩・伊折からダンスバトルの才能を見い出されたカボは、バトルの深みへと魅了されていた。そんな時、B-BOYダンサー・壁谷楽に出会う。伊折との確執、生まれもった体格差、ダンス部への価値観。数々の苦悩を背負った壁谷のパワープレイは、あらゆるフロアを一瞬にして支配する――。そして舞台は最強ダンサー・壁谷が立ちはだかるダンス部対抗バトル大会へ!
ワンダンス(5)

ワンダンス(5)

著:珈琲

高校対抗ダンスバトルは個人戦の決勝トーナメントへ。

初戦を飾るのは湾田 vs. マッチン。
挑発的なムーヴをぶつけてくるマッチンに対して、
湾田は「音に誠実」なダンスを魅せつける。

初戦の熱量がフロアを包み込む時、
「奪い去りたくなる」
客席のカボの中に激しい感情が湧きあがる。

一方、トーナメント1回戦で最もハイレベルな好カード、
一凛高校部長・宮尾恩 vs. 昌谷高校部長・巧宇千
が始まろうとしていた。
ワンダンス(6)

ワンダンス(6)

著:珈琲

高校対抗ダンスバトル個人戦、
準決勝でカボ vs. 壁谷が激突!

「俺は誰かの代わりじゃない。俺は俺だ」

経験もスキルも格上のB-BOY壁谷との決戦に、
カボは自らのダンスと、そして自分自身を信じて挑む。

対する壁谷は、トレードマークのマスクで目隠しをして、
超挑発的かつ攻撃的ムーヴで対峙する。

その他者を寄せ付けない圧倒的な強さで、
壁谷が一瞬でフロアの熱気を支配する中、
カボが魅せるムーヴは――。

決勝進出を賭けた大熱戦が始まる!
ワンダンス(7)

ワンダンス(7)

著:珈琲

「…もう1ラウンドやらせてほしい」
伊折 vs. 壁谷の高校対抗ダンスバトル個人部門決勝は、
壁谷のひとことで延長戦にもつれこむ。

熱戦を飾る選曲は、
二人が”一番好きな曲”――Jazztronik「SAMURAI」。

その日最高のムーヴをくりだしながら、
疎遠になる前の時代を思い出し、
まるで遊んでるかのように踊り合う二人。

そして、決着の時――。

一方カボは、ダンスを仕事にしたいと告げる湾田の想いの強さから
彼女のこれまでに思いをはせる。

季節は春。一凛高校入学前。
語られなかった湾田の過去がついに明らかに。
ワンダンス(8)

ワンダンス(8)

著:珈琲

夜の公園ーーそこは、B-BOYたちが自在に踊る練習場。カボはブレイキンのバトルにでないかという壁谷からの提案を受け入れる。しかし、大会まで残された時間はわずか3週間。その無謀さに周りのB-BOYたちが反対する中、カボの覚悟を試すため、壁谷は3つの課題を出す。一方、湾田はプロダンサー・アッセイの作品振り付けに参加していた。実力者ばかりがそろう、部活とは異なる雰囲気のスタジオの中、湾田を見つめるひとりのダンサーがいたーー。
ワンダンス(9)

ワンダンス(9)

著:珈琲

カボと壁谷はB-BOYのバトルの大会「OVER THE PAST」当日を迎えた。B-BOYの独特な熱気で満ちた会場からカボがプレッシャーを感じていると、壁谷は言う。「今日は結構ワクワクしてんだ」高校対抗バトルで熱戦を演じたカボと壁谷。2人の2on2が始まる! 一方、アッセイの作品に参加する湾田は、先輩ダンサー・莉音からアドバイスを受ける。練習を通じてお互いを知っていく中、話題は湾田さんの「好きな人」の話に……。
ワンダンス(10)

ワンダンス(10)

著:珈琲

B-BOYバトル「OVER THE PAST」決勝戦。あらゆるムーヴを上回る形で返してくるザラに対して、カボは自分の持ち味、音楽性(ミュージカリティ)とパッション全開のムーヴを繰り出していく。「―――楽しい」いま踊ることへのこの純粋な気持ちは、対峙するザラに、一緒に闘う壁谷に、そして見守るオーディエンスに伝播する。バトルは延長戦へともつれこむ!
一方、夏休みに入った一凛高校ダンス部。恩ちゃんたち3年生の最後のコンテストへ向けた準備が始まる!
ワンダンス(13)

ワンダンス(13)

著:珈琲

カボと湾田のショー作りはつづく。二人は衣装を探すために古着屋をめぐる。湾田とのステージを想像すると、自分が引き立て役にしかならない。そんなイメージをもって葛藤していたカボは、衣装選びやSNSでの発信など、チームとしてせめて自分が貢献できることを積み上げていた。しかし、古着屋を散策中の壁谷との偶然の出会いによって、湾田との関係をさらに深く考えることに――。
ワンダンス(12)

ワンダンス(12)

著:珈琲

ダンスアリーナ地方予選は結果発表へ。カボたち一凛高校は全国大会への切符を掴めるのか。時期を同じくして、一凛高校ダンス部には秋の文化祭も控えていた。各部員が自由にメンバーを構成してショーを作り、文化祭で披露する恒例行事に、カボは湾田に一緒に出ようと声をかける。ショーとバトル。それぞれがそれぞれの道で自分のやりたいダンスに集中していたカボと湾田が、一緒に踊るなら目指すのは、世界を獲れるような本気の作品!

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